2018.2.23
平成29年度第9回森づくり講座開催!
平成29年度9回目となります「森づくり講座」が、2月17日(土)、受講生9名の参加のもと開催されました。
第1部では、「生物多様性危機の現状と森の外来生物」と題して、中村實講師より、生きものが満ちあふれていた昔と、地球規模で生物が姿を消しつつある現在の自然の姿をパワーポイントで分かりやすく説明され、改めて生物多様性の重要性を認識しました。また、近年外来種が増え続け、私たちの生活にもとけ込んできているため、在来種や生態系におよぼす影響を懸念しました。
第2部では、中村實講師、江見所長により「生きものの冬越し」をテーマに、春を待つ生きもの様子や厳しい冬を乗り越える生命力について講義を受け、そのあと現地での実習で、植物の冬芽や葉痕(ようこん:葉が落ちたあと幹や枝に残る形)、ロゼット(光をより多く受けるため葉を地に接して放射状の形を呈したもの)など春を待つ植物を観察し、動物の顔に似た葉痕やロゼットの形など不思議な生きものの様子を学びました。