2023.1.27
早春を告げる「コブシ」と「ハクモクレン」のつぼみふくらむ!
今、一年で一番寒い時期ですが、森では早春を告げる「コブシ」と「ハクモクレン」のつぼみがふくらみかけました。
「コブシ」は、千昌夫さんの歌「北国の春」でも知られるように、春一番に他の木に先駆けて白い花を咲かせます。これからまだまだ寒い日が続きますが、植物は厳しい冬を乗り越えて、いち早く季節を知らせてくれます。ここで、コブシの名の由来を三説紹介します。①つぼみの形が握りこぶしに似ている、②開花するつぼみの様子が握りこぶしの開く様子に似ている、③デコボコした果実の形が握りこぶしに似ている、です。参考までに。
また、出会いのゾーンでコブシの近くに、「ハクモクレン」のつぼみも見られます。中国原産で、花は日本原産のコブシとよく似ていますが、「ハクモクレン」の花はコブシより大きく、花びらが9枚で上に向いており、コブシは6枚で横か下向きであるのが違いです。3月になると花が咲き強い香りを放ちますが、2日~3日ほどで枯れてしまいます。花ことばは、「気高さ」、「高潔な心」です。