平成２９年度１０回目となります今年度最後の「森づくり講座」が、３月１７日（土）、受講生９名の参加のもと開催されました。

　第１部では、「地球市民として『森づくり』に参加しよう」と題して、中村實講師より、高齢化社会の中で健康に生きる方策、地球規模で環境が悪化する中滋賀県が取り組む環境対策や「びわこ地球市民の森」の役割について講義があり、改めて森づくり活動の大切さを再認識しました。

　また、生物多様性の取り組みとして種子や根を採取し、森に移植することが望ましい樹種や草本類の紹介がありました。

　第２部では、「これからの森の利活用について考える」をテーマに、２班に分かれてグループ討議を行いました。討議では、様々な花や山菜の植栽、森の恵みの活用や森で遊び楽しむ場づくり、水辺の生きものや野鳥観察の充実、四季折々の情報発信など数多くの提案や意見が出され、班の代表者から討議内容の発表がありました。

　最後に江見所長より受講生一人一人に修了証書が手渡され、受講生の皆さんにはこの一年間で学ばれた内容を今後の森づくり活動に生かされることが期待されます。